~生成AIテクノロジーは、どこまで現代の広告クリエイティブに価値を付加できるのか~
電通ダイレクト×産業能率大学 情報マネジメント学部 川野邊ゼミ・穀田ゼミ
学生目線で広告業界の未来を拓く、産学協働プロジェクト「広告AIキャンプ」が始動!
産業能率大学(東京都世田谷区、以下本学)情報マネジメント学部 川野邊 誠ゼミ、および穀田 正仁ゼミは、株式会社セプテーニ・ホールディングス(本社:東京都新宿区 代表取締役:神埜 雄一、証券コード:4293)の連結子会社である株式会社電通ダイレクト(本社:東京都港区 代表取締役:近藤 一成、以下電通ダイレクト)と共同で、生成AIを活用した広告クリエイティブに新たな付加価値を提案する産学協働プロジェクト「広告AIキャンプ」を始動させました。
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【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080560-O6-pqEUOlqU】
写真:「生成AIキャンプ」第1回本社プレゼン(2025年9月電通ダイレクト本社にて実施)
●産学協働プロジェクト「広告AIキャンプ」概要
本プロジェクトは、過去の広告モデル等の構造研究及び分析を行い、そこから抽出したデータを基に、画像生成AIを活用した新たな発想のクリエイティブプランを学生の視点から創出することを目指しています。現在、各ゼミに所属する学生が電通ダイレクトとの共同研究を進めており、今後は多様なデータの蓄積及び分析を重ねることで、実際の企業と共同で商品販促につなげる実証実験を行う予定です。
本プロジェクトに参加する学生は、大学生ならではの感性を生かしたクリエイティブ及びデータ分析に対し、急激に進化する生成AIを存分に活用し挑戦しています。普段広告クリエイティブを手掛けるプロと大学生が共同で作業することで、新たなクリエイティブアプローチを探求したいという発想を出発点として、本プロジェクトはスタートしました。すでに2025年9月には、電通ダイレクト本社にて第1回の学生プレゼンテーションが実施され、当初の想定を上回る形で生成AIを効果的に活用した広告制作への好影響が期待できる調査が進んでおります。
●電通ダイレクトおよび本学の研究活動における役割
電通ダイレクトは、参加する学生に対し、広告を構成するフレームを用いた広告基礎講座による学習機会、及び参考となる広告モデルデータおよび生成AI環境の提供を行い、広告クリエイティブの企画・制作ステップにおけるコーディネイトと検証を実施します。
一方、本学は、提供されたリソースおよびプロジェクトをもとに、生成AIを活用した広告構造の分析や改善に向けた仮説構築を行います。また、生成AIによる画像生成データ、コピーライティング要素、ペルソナデータ、STP分析などを組み合わせたクリエイティブプランを作成し、実証した結果と課題のフィードバックを行います。
●情報マネジメント学部のコース教育(デジタルビジネスデザインコース、コンテンツビジネスコースについて)
本学情報マネジメント学部では、多様なビジネス分野において、情報を活用したマネジメントに関する知識・技法を学び、実践する教育方針のもと、特色ある5つのコース教育を展開しています。その中でも、文系視点を基盤にAI・IoT・データサイエンスなど、デジタル技術の知識やトレンドについて理解を深め、これらの技術をビジネスに活用する方法や新しい価値を生み出す視点を磨く「デジタルビジネスデザインコース」を設置しています。また、昨今注目を集めるコンテンツ産業について理解を深めコンテンツビジネスに必要な企画立案、マーケティング、事業マネジメントまでを習得し、「プロデュース力」の強化を図る「コンテンツビジネスコース」も開講しています。本プロジェクトにおいても2つのコース教育の特色や培った知見を活用し、プロジェクトに貢献しています。
参照:https://www.sanno.ac.jp/undergraduate/department/im/dbdc.html
https://www.sanno.ac.jp/undergraduate/department/im/cbc.html
●株式会社電通ダイレクト
代表者名:代表取締役 近藤 一成
株主:株式会社セプテーニ・ホールディングス(100%出資)
事業内容:事業戦略設計
メディアプランニング・運用
クリエイティブ支援
EC支援
CRM
所在地:〒105-7001 東京都港区東新橋1-8-1 電通本社ビル
URL:https://www.ddir.co.jp/
●産業能率大学 情報マネジメント学部 川野邊 誠ゼミ
研究テーマ:21世紀のものづくり、サービスを考える 〜Human & Social Centered Design〜
川野邊ゼミでは、「人や社会、環境を中心にモノやサービスをデザインするHuman & Social Centered Design」をはじめとしたSociety5.0的な視点で、各自が好きなテーマを立案し、研究・制作活動に打ち込みます。現在露わになっている課題はもちろんのこと、今はまだ問題になっていないけれど近い将来問題となりそうなことにもいち早く着目し、テクノロジーを活用してそれらを解決する力を養うことで、将来どのような業界でも活躍できる「マルチプレイヤー」や「DX人材」の育成を目指します。
●産業能率大学 情報マネジメント学部 穀田 正仁ゼミ
研究テーマ:コンテンツ産業におけるプロデュース・アプローチの研究と実践
穀田ゼミでは「コンテンツ産業におけるプロデュース・アプローチの研究と実践」をテーマに研究や制作活動を行います。エンタテインメント企業で約1,000タイトルの作品を手掛けた穀田正仁教授の豊富な経験をもとに、コンテンツの企画から制作、マーケティングまでを実践的に学習し、コンテンツ関連の外部企業と進行している複数の共同プロジェクトや調査協力等を通じて、自己プロデュース力やプロジェクトマネジメント、社会に通用する着想力を養成し、業界で即戦力となる人材育成を目指します。
