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聖光学院、手話甲子園へ初出場 曳地部長「1年生から夢の大会」

07/27 08:40

全国高校生手話パフォーマンス甲子園への出場が決まった聖光学院高手話部の生徒たち

 聖光学院高手話部は26日、手話の表現力や正確性を競う第11回全国高校生手話パフォーマンス甲子園への初出場を決めた。演劇・コント・ポエム等部門に参加する。全国58チームが動画を提出した予選審査の結果が同日発表され、同部は得点順枠を4位で通過し、手話甲子園への出場権を獲得した。

 同校普通科福祉探究コースが2022年度、手話を授業に取り入れたことをきっかけに、手話部が発足した。現在は、1~3年生13人が週3回、教員や外部講師から手話や演技力の指導を受けながら活動している。

 予選審査には手話劇「個性の尊重」で臨んだ。男の子の服を好む女の子が、偏った考えを持つ家族とぶつかりながら、ジェンダーへの理解と多様性の尊重の大切さについてまとめた。部員が脚本を手がけ、言葉を発さず、手話と口の動き、表情だけで演じた。

 大会は9月22日、鳥取県米子市で開かれる。曳地愛来部長(3年)は「1年生の頃から夢見ていた大会。出場が決まってすごくうれしい」と笑顔を見せた。本番に向け「今までの思いを全て出し切る。ろう者、健常者にもジェンダーレスへの理解を深めてもらえる手話をしたい」と意気込んだ。

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