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「無駄にしないよう」果樹農家、落果対策急ぐ 台風10号

08/31 08:35

棚の揺れを防ぐ竹の支柱を増設する阿部さん

 台風10号を受け、郡山市のナシ農家・上の山彩果園の阿部智輝さん(46)は30日、「この時期主力の幸水はあと5日ほど付けておきたいが、無駄にしないようにしたい」と語った。

 8月の早い段階から何度か台風が接近したため、落果対策を施してきた。9月上旬から収穫が始まる主力品種・豊水は風に弱く、落果しやすい。阿部さんは木の揺れを防ぐため、実がなった枝を寝かせるメッシュ状の棚や木を支える支柱の数を増やしており、「今年のナシは本当においしくできたから、なおさら落としたくない」と力を込めた。

 相双漁協底引き網漁初水揚げ4日に延期

 相馬双葉漁協の沖合底引き網漁は、休漁明けの初水揚げが2日になるはずだったが、台風の影響で延期になった。3日は競りが行われない火曜日に当たるため、初水揚げは4日の予定。いわき市漁協は、2日の出漁については組合員の判断に委ねる方針だ。小名浜機船底曳網漁協も同様の方針を示している。

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