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チェーンソー技術「世界一」狙う 二本松出身女性、大会出場へ

08/31 09:00

世界大会への意気込みを示す武藤さん

 林業従事者がチェーンソーの腕前を競う大会「第5回日本伐木(ばつぼく)チャンピオンシップ」のレディースクラスで県勢初優勝を果たした武藤唯さん(25)=二本松市出身=は30日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、9月19~21日にオーストリアで開催される世界大会への抱負を語った。

 世界大会には約30カ国から100人を超える腕自慢が集まる。本番に向け、武藤さんは「楽しめるように臨みたいので、できる限りの練習をしたい」と力を込めた。内堀知事は「自分のベストを尽くしてほしい」とエールを送った。武藤さんが勤務する秋山林業(棚倉町)の秋山健人社長が同席した。

 武藤さんは林業アカデミーふくしまの2期生として1年間の研修を修了後、4月に同社に入社した。アカデミーでチェーンソーの扱い方を指導してくれた秋山社長への感謝と、習得した技術を証明しようと大会に出場した。青森市で6月に開かれた大会には全国から76人が参加。決勝で「伐木」「枝はらい」など5種目に挑み、高い技術力を発揮した武藤さんが快挙を成し遂げた。

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