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福島U、前半3失点 競り合い劣勢...鳥取に敗れる

09/16 07:45

【福島―鳥取】前半8分、一時同点に追い付くゴールを決めた福島のDF森璃(左) =とうほう・みんなのスタジアム

 【サッカーJ3第28節】福島ユナイテッドFCは15日、ホームのとうほう・みんなのスタジアムでガイナーレ鳥取と対戦し、2ー3で敗れた。通算成績は12勝3分け12敗で、順位は20チーム中9位。次戦は23日、アウェーの花園ラグビー場(大阪府東大阪市)でFC大阪と対戦する。午後2時開始予定。

 【評】福島は前半の3失点が重くのしかかった。1点を追う同8分にDF森璃のゴールで同点に追い付いたが、同24分に2点目、追加タイムに3点目を奪われた。後半に放った9本のシュートはゴール前での相手の堅守に阻まれた。追加タイムにMF大関がPKを決めたが、反撃はここまでだった。(熊田紗妃)

 主導権奪えず

 前半の3失点が手痛い敗戦につながった。小雨の降る中、福島は果敢にボールを追いかけたが、最後まで試合の主導権を握れなかった。順位も9位に後退。寺田周平監督は「守備が悪いわけではなかったが、球際の競り合いが甘かった」と振り返った。

 開始早々に先制点を奪われた。しかし、その4分後には、DF森璃太がセットプレーの流れからDF鈴直樹のゴール前での折り返しに左足を合わせた。8月に加入し、プロ初となるゴールで一時同点に追い付いたが、「チームが負けたら得点も意味がない」と森に笑顔がなかった。指揮官は「本人の自信になったと思う。攻守でもっとできるはずなので、今後も期待したい」と背中を押した。

 「相手のカウンターをもっと早く止められたらチームが楽に試合を運べた」とDFとして守備への課題を口にする森。「プレッシャーをかけてくるチームの対策として、ビルドアップの連係を強化したい」と次戦の勝利を誓った。(多勢ひかる)

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