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福島商、学石、昌平、光南が準々決勝へ 秋季高校野球福島大会

09/24 07:30

【東日大昌平―相馬・相馬総合】7回裏東日大昌平1死三塁、追加点となる適時打を放つ井上=あいづ球場

 第76回秋季東北地区高校野球県大会は第9日の23日、あいづ球場(会津若松市)とヨークいわきスタジアム(いわき市)で3回戦4試合が行われた。継続試合となり、六回表から再開した福島商―白河実は、福島商が8―2で勝利。2年連続のセンバツ出場を目指す学法石川やシード校の東日大昌平、光南も順当に準々決勝に進んだ。

 第10日の24日はあいづ球場で3回戦2試合、ヨークいわきスタジアムで準々決勝2試合が行われる。

 昌平4番・井上、大車輪

 東日大昌平が2度の順延や試合中断の影響をものともせず、投打で相手を上回って快勝した。3安打3打点の大活躍で4番の役割を果たした井上陽翔(あきと)(2年)。「練習の成果が出せた。打席の中でバッティングを修正できた」と納得の表情を見せた。

 1―1で迎えた三回裏2死二塁の好機。1打席目に右飛に倒れていた井上は「中堅方向を意識して打とう」と打席に臨んだ。内角高めの直球をはじき返すと、これが決勝打に。七回にも適時打を放ち、この回3得点の口火を切った。走者を置いての打撃練習や日々の素振りを重ね、秋から4番に定着した主砲が結果を出した。

 3回戦は雨との戦いにもなった。2日連続の順延に加え、この日は約1時間半の中断も挟んだ。先発した伊奈蓮樹(れんじゅ)(2年)は特に中断の影響が大きかったといい、「気持ちが切れかかった。足元がぬかるんでいて四球が増えた」と振り返る。

 それでも、打線の援護を受けながら7回1失点の力投をみせ、試合をつくった。エースとして「目標は東北大会出場。次戦もしっかりと準備したい」と決意を語った。(桜井駿太)

 

◎ーーあいづ球場ーー◎

3回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
相馬・総合 0 0 1 0 0 0 0 0 1
東日大昌平 0 1 1 0 1 1 3 1x 8

(8回コールド)

◎ーーあいづ球場ーー◎

3回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
白河実 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
福島商 2 0 1 2 0 2 1 0 X 8

(試合終了)

◎ーーヨークいわきスタジアムーー◎

3回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
平工 0 2 0 0 0 3 0 0 5
光南 3 0 0 5 0 0 0 4x 12

(8回コールド)

◎ーーヨークいわきスタジアムーー◎

3回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
学法石川 4 0 0 0 3 4 11
福島東 0 0 0 0 0 0 0

(6回コールド)

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