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ベスト4出そろう、ふたば未来は初 秋季高校野球福島大会

09/26 07:10

【ふたば未来―磐城】初の4強入りを決め、スタンドに向かって喜びを爆発させるふたば未来ナイン=あいづ球場

 第76回秋季東北地区高校野球県大会は第11日の25日、あいづ球場(会津若松市)で準々決勝2試合が行われ、ベスト4が出そろった。ふたば未来は8―1の七回コールドで磐城を下し、初の4強入りを果たした。東日大昌平は3―2で福島商に勝利し、2年連続で準決勝進出を決めた。28日はあいづ球場で東日大昌平―ふたば未来、聖光学院―学法石川の準決勝2試合が行われる。

 ふたば未来、快進撃

 快進撃が止まらない。勝利が決まると、ナインはスタンドに向かって喜びを爆発させた。ふたば未来は2015年の開校以降、秋季県大会で初の4強入り。伝統校の磐城を相手に11安打の猛打で打ち破った。

 序盤から積極的な打撃が光った。勝利を決定づけたのは三回の攻撃だ。打者一巡の猛攻で6安打を集め、7点を奪った。

 「全員がどんな時も前向きな気持ちだった」。三回に中越え適時打を放った遠藤碧志(あおし)(2年)はチームの雰囲気の良さを語った。

 チームが掲げるスローガンは「勝ちにこだわる」。大量得点直後の四回、守備のミスから1点を失った。準決勝以降はさらに厳しい戦いが予想されることから、遠藤太監督は「あってはならないこと」とナインに反省を促し、準決勝に向けて気を引き締めるよう指示した。

 準決勝の相手は東日大昌平。中学時代にチームメイトだった選手も多い。主将の草野龍弥(同)は「昌平の選手は個々の能力が高い。相手のペースに飲み込まれずに勝利したい」と語った。勢いづいたナインは初の東北大会への道を切り開くつもりだ。(佐藤未羽)

◎ーーあいづ球場ーー◎

準々決勝 1 2 3 4 5 6 7 8 9
磐城 0 0 0 1 0 0 0 1
ふたば未来 0 0 7 0 0 0 1x 8

(7回コールド)

◎ーーあいづ球場ーー◎

準々決勝 1 2 3 4 5 6 7 8 9
東日大昌平 0 1 1 0 1 0 0 0 0 3
福島商 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2

(試合終了)

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