なりすまし詐欺疑い、「受け子・出し子」役割の44歳女逮捕　郡山署

　郡山市の８０代女性からキャッシュカードをだまし取り、現金を引き出したとして、郡山署は２４日午後３時１５分ごろ、詐欺と盗みの疑いで千葉県松戸市、無職の女（４４）を逮捕した。

　逮捕容疑は５月１７日午前１０時ごろ、氏名不詳者と共謀して市役所職員などになりすまし、郡山市の８０代女性宅に電話して「医療機関の還付金がたまっている」「キャッシュカードが古く、振り込めなかった。これから銀行員が取りに行くので封筒に入れておいてほしい」などと言って信用させ、さらに銀行員になりすまして女性宅を訪れてキャッシュカード２枚をだまし取り、市内のＡＴＭで約６５万円を引き出した疑い。

　同署は、女がキャッシュカードを受け取る「受け子」と現金を引き出す「出し子」の役割を担っていたとみて調べている。