福島県喜多方市高郷町の空き家に放火したとして、喜多方署は29日午前10時10分ごろ、非現住建造物等放火の疑いで同市高郷町上郷字山中丙、無職の男(54)=同罪で起訴=を再逮捕した。
関係者によると、男は約30年前から約10年間、消防団に所属していた。これまでに男は「30年以上前から数十件放火した」と供述しており、同署は消防団に在籍していた当時から放火を繰り返していたとみて調べている。捜査関係者によると、男は「仕事の人間関係や金銭的な苦しさからストレスを感じ、むしゃくしゃして火を付けた」と供述をしているという。
再逮捕容疑は昨年7月17日、同市高郷町上郷字山中丙の空き家に放火し、木造2階建て家屋を全焼させた疑い。同署や捜査関係者によると、放火した空き家は容疑者方の数軒隣。高齢女性が1人で暮らしていたが、当時は高齢者施設に入所していて空き家だった。男は灯油をまき、建物外部から火を付けたとみられる。