猫に焦点を当てた企画展「猫を愛(め)でたい」が10月26日、茨城県天心記念五浦美術館で始まった。猫を題材にした日本画や浮世絵、彫塑など幅広い作品が並ぶ。12月8日まで。
会場には、菱田春草の「黒猫」をはじめ、猫好きで知られる歌川国芳の浮世絵や現代の日本画家国司華子さんの絵画、本県立美術館の収蔵作品である佐藤元々の彫刻など約100点が並んでいる。江戸時代から現代まで、個性的な魅力にあふれた作品が来場者を楽しませている。
10月25日には、オープニングセレモニーが行われ、同展を主催している北茨城市や茨城大などでつくる地域連携実行委の関係者ら約60人が出席した。実行委員長を務める小泉晋弥館長は「一匹一匹の猫を楽しんでほしい」とあいさつ。豊田稔北茨城市長が祝辞を述べ、関係者がテープカットで開催を祝った。式後には、内覧会も開かれた。
開館時間は午前9時半~午後5時。入館料は一般950円など。猫をモチーフとした洋服やアクセサリー、小物などを身に着けて来館すると団体料金で入場できる「にゃん割」を実施している。月曜日休館(4日は開館、5日は休館)。問い合わせは同館(電話0293・46・5311)へ。
会期中のイベント
講演会「猫はなぜ愛されるようになったのか?―『化け猫』から『大切な家族』へ」=11月3日午後1時半~同3時。要事前申し込み▽ニャーティストトーク=11月16日午後1時半、同24日午後1時半、同2時半▽館長によるギャラリートーク=11月17日午後1時10分▽ニャラリートーク=12月1日午後1時10分▽ワークショップ「ふわふわを描こう」=11月23日午前10時、午後1時半。先着順で各回定員20人▽映画会(猫特集)=11月10日午前9時45分、午後1時半。先着順で各回114人