郡山市、議決経ず２億3228万円契約　教員用教科書とデジタル教材

　郡山市は２０２０年度と本年度に購入した小学校教員用教科書とデジタル教材を含む指導書について、本来必要な市議会での議決を経ず、計約２億３２２８万円の契約を結んでいた。品川萬里市長が２９日開会の１２月議会に追認を求める議案６件を提案した。

　市の条例では、２０００万円以上の財産取得契約時には議会の議決が必要と定めている。追認を求めるのは２０年度の契約分２件計約７１３０万円と本年度の契約分４件計約１億６０９８万円。

　市によると、新たに指導書にデジタル教材が付属されたことで議決が必要な金額となったが、前例を踏まえ、必要ないと誤認したという。