平商高の生徒とスーパーなどを展開するマルト(いわき市)などは6日、市役所に内田広之市長を表敬訪問し、地元農産物を生かして共同開発した2種類のドレッシングの完成を報告した。
産学官連携商品開発プロジェクトの取り組み。生徒13人が内池醸造(福島市)の協力を得ながら、4月から試作を重ねてきた。
開発したのは市産のネギを使用した「ねぎねぎ和風ガーリックドレッシング」と「ねぎねぎシーザードレッシング」(ともに430円)。マルト勿来駅前店を除く36店舗で販売している。
マルトの安島浩社長や平商高の佐竹建城校長、代表生徒の渡辺涼夏さん(3年)、山崎美佳さん(同)、内池醸造の岩本日出明常務らが市役所を訪れた。渡辺さんは和風ガーリックドレッシングについて「米油を使用し、さっぱりとした口当たりにした。ネギの食感も楽しめる」、山崎さんはシーザードレッシングについて「パスタやオムライスにもよく合う」とPRした。試食した内田市長は「野菜の味を引き立てる」と話した。
訪問後、生徒らは市役所で商品の販売実習を行った。10月には店頭での販売実習も行った。
