任期満了に伴う二本松市長選は３０日、投票が行われ、即日開票される。届け出順に、いずれも無所属で、新人の会社経営高橋翔候補（３７）、５選を目指す現職の三保恵一候補（７６）＝４期、新人の隠津島神社禰宜（ねぎ）安部章匡（あきまさ）候補（４４）の３人は遊説最終日の２９日、最後の訴えに臨む。
高橋候補は中心市街地や安達地区などを回り、午後７時ごろ、ベイシア安達店前で締める予定。
三保候補は市内全域を選挙カーでくまなく巡り、午後７時から選挙事務所で遊説の打ち上げ式を行う。
安部候補は安達地区と旧二本松市を徒歩で遊説した後、午後７時半から同市金色で打ち上げる。
８年ぶりの選挙戦では、通算４期１６年に及ぶ三保市政への評価に加え、１２月１日で新市合併２０周年の節目を迎える旧１市３町のバランスを考えた地域振興など、市の将来像をどう示すかが焦点となっている。
投票は３０日午前７時～午後６時に市内３２カ所で行われ、午後７時半から二本松文化センターで開票される。大勢判明は午後９時半ごろ、選管確定は午後１０時ごろの見通し。
２２日現在の選挙人名簿登録者数は４万３０３８人（男性２万１２０３人、女性２万１８３５人）。
３候補略歴と政見（届け出順、敬称略）
◇高橋翔（たかはし・しょう）３７ 会社経営 無新
【略歴】都立多摩工高卒。宇宙関連企業経営。シン・福島県知事をつくる会長。郡山市中田町海老根字欠下６６の２
【政見】子どもと女性ファースト。霞ケ城、二本松の菊人形、提灯（ちょうちん）祭りなど歴史・文化を生かし稼げる観光産業の再構築と産業化
◇三保恵一（みほ・けいいち） ７６ 農業 無現〈４〉
【略歴】安達高卒。農業。安達地方広域行政組合管理者。旧二本松市長１期、県議５期、県議会議長。二本松市永田馬保内３７
【政見】笑顔あふれるしあわせのまち二本松の実現。強い経済、豊かな暮らし。子育て支援。日本一の健幸長寿都市。イノベーションを興し市民所得の向上
◇安部章匡（あべ・あきまさ） ４４ 神職 無新
【略歴】国学院大文卒。神職。隠津島神社禰宜（ねぎ）、こはたマルシェ実行委員会共同代表。二本松市木幡字塩沢６９
【政見】市民共創とデータ重視で世代を結び、地域経済と暮らしの安心を支え、歴史と文化を未来へつなぐ真っすぐな市政を実現。二本松へともに
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