【パリ共同】国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長(65)が、来年3月に行われる国際オリンピック委員会(IOC)の次期会長選挙に立候補する方向で調整していることが11日、関係者の話で分かった。
続投論もあったバッハ会長(ドイツ)は10日、任期満了となる来年の退任を表明。渡辺氏は取材に対し「(会長選について)日本オリンピック委員会(JOC)、日本政府と相談をしたい」と話した。
渡辺氏は北九州市出身で東海大体操部時代にブルガリアへ留学。その後は新体操教室の事業展開に携わった。2009年に日本体操協会専務理事に就任。13年からFIG理事を務め、17年にアジア人初の会長となった。18年からIOC委員も務めている。