岸田文雄首相の後任を選ぶ9月の自民党総裁選を巡り、小林鷹之前経済安保相は19日午後2時から国会内で記者会見を開いて立候補を表明する。10人超の出馬が取り沙汰される中、正式に名乗りを上げるのは初めて。総裁選日程は20日に決まる予定で「ポスト岸田」への動きが活発化する見通しだ。小泉進次郎元環境相は18日の会見で、立候補について「真剣に考えて判断したい」と述べた。石破茂元幹事長は週内にも出馬の可否を見極める意向を表明した。
小林氏は当選4回。派閥横断的に中堅・若手が支援に動く。BS朝日の番組では、改正政治資金規正法の検討項目に「直ちに検討に着手し、早期に結論を出すべきだ」と言明した。
小泉氏は会見で、派閥裏金事件を踏まえた改革の取り組みを重視するとした首相に「全く同感だ」と強調。総裁選で「派閥解消が名ばかりでないと示すことが重要だ」と主張した。石破氏は18日、推薦人20人の確保について記者団に「ほぼめどが付きつつある。今週前半に確認を進める」と説明。週内に出馬表明するのかと聞かれ「そうありたい」と答えた。