【パリ共同】28日開幕のパリ・パラリンピックで、選手が五輪マークのタトゥーを隠さず出場できるようになった。国際パラリンピック委員会(IPC)は、五輪の広告に当たるとして露出を禁じてきたが、撤回した。過去にはタトゥーの露出で失格になった事例もあり、選手による表現の自由が認められたと評価されそうだ。
IPCと国際オリンピック委員会(IOC)は別組織で、パラのシンボルマークは3色の曲線を組み合わせた「スリーアギトス」だ。米メディアによると、過去にIPCは五輪マークを禁じる理由について「五輪とパラが異なるという理解を妨げる」とも説明していた。今回認めた理由は明らかにしていない。