【パリ共同】セーヌ川の水質問題で揺れたパリ・パラリンピックのトライアスロンは好天に恵まれた2日、予定していた男女の全種目を実施した。大きなトラブルはなく、選手は声援を受けてパリ中心部を駆け抜けた。
当初は1、2日の両日で実施する予定だったが、不安定な天候が水質に影響を及ぼす懸念があるとして1日のみに短縮。雨天で水質が悪化したことで2日に延期していた。パリ五輪でもセーヌ川が会場となった一部種目に延期があった。
男子(車いす)を制したイエツェ・プラト(オランダ)は「体調については数日後に聞いてくれ」とおどけながら話し「いい状態だった。水も透き通っている気がした」と続けた。
女子の秦由加子(キヤノンマーケティングジャパン・マーズフラッグ・ブリヂストン)は「与えてもらった環境で力を尽くすのがトライアスロンの醍醐味」と述べた。