【ニューヨーク共同】全米各地で29日、感謝祭翌日の大規模セール「ブラックフライデー」が始まり、年末商戦が本格化した。食料品価格や家賃の上昇が続き家計の「節約志向」が強まる中、小売り各社は購買意欲を高めようと消費者にお得感をアピールする。
ブラックフライデーは11月第4木曜日の感謝祭翌日の金曜日を指す。米国の年末商戦は一般的にこの日から12月のクリスマスまで続く。大幅な値引きが行われ消費者にとっては大きな買い物の機会となる。
全米小売業協会などの予測では、今年の年末商戦の売上高は前年比2・5~3・5%増を見込むものの、インフレを背景とする節約志向から伸びは昨年の3・9%を下回る見通しだ。