【ニューデリー共同】インド政府は29日、2024年7~9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前年同期比5・4%増だったと発表した。4~6月期の6・7%増から鈍化し、3四半期連続で減速。22年10~12月期以来、7四半期(1年9カ月)ぶりの低水準だった。
GDPの約6割を占める個人消費の伸びが鈍っており、食品価格上昇の影響が特に都市部で出ているとの見方が広がっている。
業種別に見ると、製造業が4~6月期の7・0%増から2・2%増に、建設業も10・5%増から7・7%増にそれぞれ鈍化し、成長の重しとなった。一方、農林水産業は2・0%増から3・5%増に加速した。