【上海、北京共同】中国が日本人への短期滞在ビザの免除措置を再開した30日、北京や上海の空港に到着した日本人からは、中国に気軽に行けるようになったと歓迎する声が相次いだ。家族が遊びに来やすくなると喜ぶ単身赴任者もいた。
再開初日のため、ビザを取得し入国した人が多かったが、出張者らは「次からはビザ免除で来られる」と明るい表情だった。
上海浦東国際空港では、出張から日本へ帰国するという機械メーカー勤務の50代男性が「これまで減らしていた出張が増えるのは間違いない」と語った。
一方で慎重な声も。ビザ免除で入国した東京都の会社員(37)は「中国は買い物や観光施設に行くのも電子決済アプリがないと不便。一般の観光客はまだ気軽に来られないのでは」と話した。