今月30日に87歳の誕生日を迎える映画監督のリドリー・スコット。自身のフィルモグラフィを代表する名作『グラディエーター』(2000年)の“その後”を描いた映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が公開中だ。
【動画】映画『グラディエーターII』ディレクター・メイキング映像
SNS上では「御歳86才のリドリー・スコットが今でもこんなパワフルな作品を生み出せることに脱帽」、「とにかくスクリーンに広がる絵面が素晴らしく見飽きない」、「今年で87歳を迎えるリドリー・スコット監督の、熱量の凄まじさは十分伝わってきました」などと、デビューから40年以上も最前線で活躍し続ける巨匠リドリー・スコット監督を称える声が上がっている。
そんなスコット監督に、映画『グラディエーターII』で主演を務めたポール・メスカルをはじめ、ペドロ・パスカル、デンゼル・ワシントンらキャスト陣も惜しみない賛辞と感謝の言葉を送っている。
主人公ルシアスを演じたメスカルは「(リドリーは)皇帝にもなれそうな監督だ。大規模な撮影をこなすんだから、きっと余裕だろうね。リドリーは常に挑戦し続け、あらゆる手段を試してきた」と撮影現場を取り仕切る監督としての手腕に圧倒されたという。
謎多き奴隷商人マクリヌスを演じた2度のオスカー受賞歴を持つ名優デンゼル・ワシントンは「今作への出演は即決だった。リドリーはビジョンを形にする天才だ」と、『アメリカン・ギャングスタ―』(07年)でも共に仕事をしたスコット監督に全幅の信頼を置く。
将軍アカシウスを演じ、彼を最も影響の受けた映画監督の1人と明かしているペドロ・パスカルは「完璧な連携体制だった。仕上がりもリアルで違和感がない」と、メスカル同様に異常なまでの段取りの良さに驚嘆しつつ、「今作で一番輝いているスターはリドリーだ」と敬意を表した。
本作は「51日間ですべてを撮影した」とスコット監督。「カメラを置く場所さえ分かっていればいいんだ。それが分からないのなら、やらない方がいい。私は頭の中でカメラの位置を常に把握している。朝、撮影現場に入ると900人のスタッフと演者が私の指示を待っているのだから、何をすべきか把握していて当然だ。そこに立ち尽くして『ちょっとみんなで話し合おう』なんて言い出せないからね」と、大規模な作品を監督する上での責務を語っていた。
映画『グラディエーターII』リドリー・スコット監督を称える声「一番輝いているスター」
11/23 15:25
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