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「万博サウナ」話題→次はサウジで大仕事 巨大サッカースタジアムの“膜”を担当 花びらのようなビジュアル発表

2025/11/12 13:49

  • 経済・トレンド
太陽工業が受注したサウジアラビア「アラムコ・スタジアム」

 大阪・関西万博で話題となった「万博サウナ」などを手がけた太陽工業は12日、サウジアラビア「アラムコ・スタジアム」の膜施工を受注したと発表した。

【写真】すごいスケール…施工中のサウジ「アラムコ・スタジアム」&万博サウナも

 同社は、テントや膜の技術を生かして万博の複数のパビリオンに携わり、特に万博サウナ「太陽のつぼみ」が注目を集めた。

 受注したサウジアラビア「アラムコ・スタジアム」は、アル・コバール市に建設される、約4万7000人収容のスタジアム。2027年開催のアジア最大のサッカー大会会場となるほか、34年に開催される国際的なサッカー大会の試合も予定される。

 太陽工業は、この膜部分の設計、製造、施工を担う。スタジアムを包む花びらのような形状のアルミ屋根の間に取り付けられる膜パネルに加え、アルミ屋根の内装膜、さらには上部の屋根も手がける。

 非常に軽量な膜材「PTFE膜」を用い、構造荷重が大幅に軽減され、それによって支持する鉄骨構造もより経済的な設計が可能になるという。また、自然光を拡散させながら採り入れ、日中の照明使用を低減。さらに、熱の蓄積を抑えることで、観客の快適性を高め、エネルギー効率向上にも寄与する。

 膜工事は2026年1月から開始。同年6月~7月の完成を目指す。

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