2025年大阪・関西万博:フェドリガ氏がイタリアパビリオンの建築現場を訪問
11/29 16:27
- General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411290848-O1-Ucqee670】
*初の組織的訪問により、バッターニ氏は「イタリアの地方の支援が確認された」と述べる
【ローマ2024年11月29日ANSA=共同通信JBN】フリウリ=ベネチア・ジュリア自治州の知事で州・自治県協議会(Conference of Regions and Autonomous Provinces)会長のマッシミリアーノ・フェドリガ(Massimiliano Fedriga)氏は、2025年大阪・関西万博のイタリアパビリオン建設現場に初の組織的訪問を行い、その主役になりました。
2025年4月13日から10月13日の期間中、約3000万人の来場者を迎える予定の万国博覧会の開幕まで150日を切った今、フェドリガ氏による作業の進捗状況の視察が可能になりました。声明によると、それは万博のテーマに沿って創作力、持続可能性、世界におけるイタリアデザインを表現するプロジェクトであり、その実現を通して象徴的な節目を祝うことが目的でした。
フェドリガ氏の訪問には、2025年大阪・関西万博のイタリア・コミッショナージェネラルであるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)大使と、イタリアパビリオンの建築家であるマリオ・クチネッラ(Mario Cucinella)氏が同行しました。
フェドリガ氏は「地方や自治州が大阪の国際博覧会に参加しますが、それはドバイ万博のときにすでに始まった有益な道筋の一環です。その目的は地域の多くの優れた点を広く知ってもらい、その重要性と共に国の文化、社会、経済発展の主要な担い手としての地域社会の重要性を認識することです」とコメントしました。
同氏は、これは「地域レベルでも個人レベルでも、私たちが熱意をもって歓迎することを選んだことによるチャンスです。実際、フリウリ=ベネチア・ジュリア自治州の関係者は、2025年4月27日から5月3日まで開催されるイタリアパビリオンの最初のテーマウイークに日本に滞在し、より広範な一般の人々と選ばれた関係者グループに向けて自分たちを紹介します」と強調しました。
さらに同氏は「特に意義深いのは、4月25日の第3回Selecting Italyのプレビューが行われる日です。このイベントは外国投資と地方バリューチェーンの魅力に関するもので、2025年11月初旬にトリエステ市で開催される予定です。このイベントは外務・国際協力省、企業・メイドインイタリー省の後援のもと、州・自治県協議会とフリウリ=ベネチア・ジュリア自治州が共催します」と続けました。
バッターニ氏は「フェドリガ会長がイタリアパビリオンの建設現場を公式訪問したことは、2025年大阪・関西万博におけるイタリアのプロジェクトに関し、それがイタリアの地方組織から支持されていることを確かめるものです」と述べました。
同氏は「万博は、その国際的な知名度を利用し、新たな経済協定を促進し、イタリアの輸出を増やす特別な窓口であり、他にはない好機です。そして、私たちがここ大阪で開催する投資誘致イベントにより、イタリアへの外国投資の原動力にもなります」と述べ、「2025年大阪・関西万博に非常に多くの地方が参加することは、日本とアジアにイタリアを宣伝する戦略的な力になります」と強調しました。
同氏は最後に、「私たちは、地域の特徴を強調し、統一された地域組織を紹介するイベントの完全な予定表作成に取り組んでいます。それは文化遺産の力強さ、地域の価値、生産チェーンの革新、日々のライブイベントといったもので、これらがイタリアパビリオン空間の主役になり、来場の方々の体験に重要な役割を果たすことでしょう」と述べました。
MCA - Mario Cucinella Architectsの建築家・創設者であるマリオ・クチネッラ氏は「2025年大阪・関西万博でのイタリアパビリオンは単なる建設の現場ではなく、私たちの国の特徴である創作力、創造性、持続可能性を具体的に示すものです。マッシミリアーノ・フェドリガ会長の訪問は重要な節目となります。それは、私たちの地方や先進性を代表する人々と、このプロジェクトの道筋を共有する機会です」と述べました。
同氏は「この目標は、2025年4月にパビリオンをオープンし、イタリアをビジョン、持続可能性、美しさの好例として世界に示すことを決意した、集団的な取り組みの結果です」と続けました。
10月中旬に木製の支持構造物が完成し、2025年大阪・関西万博のイタリアパビリオン建設現場は新たな重要局面に入りました。
11月には外部の覆いが最終的に閉じられました。それに伴い、プロジェクトの重要な要素を定義し、舞台設定の空間を準備することを目的に、構造的作業から内部および内装の建築作業へと移行しました。
2024年の最後の数カ月と2025年の最初の数カ月は、2025年4月13日のオープンに先立つ最終テスト段階までにすべての作業を完了し、パビリオンを完成させるために不可欠な基本システムの設置に注力します。
2025年大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日から10月13日まで大阪で開催されます。
Studio MCA – Mario Cucinella Architectsによって立案されたイタリアパビリオンは、「Art regenerates life(芸術は生命を再生する)」を表現しています。
イタリアパビリオンを訪れる人々の体験の中心として、高さ2メートル、重さ約2000キログラムの堂々とした大理石の彫刻「Atlante Farnese(アトランテ・ファルネーゼ)」像が展示されることが発表されました。この彫刻はナポリ国立考古学博物館(MANN)所蔵のコレクションです。
この彫刻が日本とアジアに持ち込まれるのは史上初となります。
ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka
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