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国際地熱規格委員会(International Geothermal Standard Committee )が北京で設立、常設事務局はSinopecに設置

2025/12/02 17:13

  • SINOPEC
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512020217-O2-DBGn994M

北京、2025年12月2日 /PRNewswire/ -- 国際地熱規格委員会(International Geothermal Standard Committee )(「IGSC」)は、11月26日に北京で正式に設立され、その常設事務局は中国石油化工集団(HKG: 0386、以下「Sinopec」)が運営します。これは、地熱エネルギーの国際標準化における歴史的な節目となります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512020217-O1-sCONL8c3

国際地熱協会(International Geothermal Association )(IGA)の主導により設立されたIGSCは、初代委員として15か国から30名の第一線の専門家を迎えています。同委員会は、統一された国際地熱規格の策定・普及を主導し、技術導入を加速させるとともに、世界の地熱産業チェーンの健全かつ持続可能な成長を確保します。

「世界が大規模なエネルギー転換を迎える中で、豊富で安定的、クリーンかつ低炭素の地熱エネルギーは、将来のエネルギーミックスにおける戦略的な基盤として浮上しています。統一され相互に認められた規格は、国際協力の障壁を下げ、技術移転を加速し、強靭な世界地熱サプライチェーンを確保するための基盤です」と、Sinopec上級副社長のNiu Shuanwen氏は述べています。「Sinopecは、IGSCを全力で支援し、世界的な合意を実際に影響をもたらす規格へと具現化するために尽力します。」

会議では、委員全員の一致によりIGSCの規格策定手順および2025~2027年の作業計画が採択されました。今後、委員会は、資源探査・評価、貯留層工学、掘削・完井、地域暖房、発電、浅層地熱システムなど、産業チェーン全体を網羅する包括的な地熱規格体系を体系的に推進し、プロセス、手法、設備、材料に重点を置きます。

「地熱エネルギーが世界のエネルギー情勢でますます重要な役割を果たす中、業界はかつてない成長の勢いを見せています。IGSCの設立により、長年の業界の合意が緊急の行動へと変わりました」と、国際地熱協会(International Geothermal Association)会長のBjarni Pálsson氏は述べています。「世界中の専門知識をオープンかつ包括的に結集することで、権威ある国際規格とガイドラインを提供し、大規模かつ効率的な地熱開発の確固たる基盤を築き、地球規模の気候目標への意義ある貢献を果たします。」

Sinopecは、中国最大の中・深層地熱エネルギー開発・運営企業であり、現在1億2600万平方メートルの建物に地熱暖房を提供しており、年間で約620万トンに相当するCO₂排出量を削減しています。Sinopecは、中国の国家地熱規格の50%以上を策定し、国内初のIGA国際規格を主導しました。河北省雄県の画期的な「スモークフリーシティ」地熱暖房プロジェクトは、国際再生可能エネルギー機関(International Renewable Energy Agency)(IRENA)の世界的プロモーションカタログに掲載されています。



(日本語リリース:クライアント提供)PR Newswire Asia Ltd.

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PR Newswire
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