「おくのほそ道」(以下「ほそ道」)の旅は、白河を過ぎ新章に入る。舞台は須賀川である。 河合曽良の「日記」では1689(元禄2)年4月21日(陽暦6月8日)、旗宿(現白河市旗宿)をたち白河城下を過ぎた松尾芭蕉と曽良は、午後3時半すぎから4時半ごろ矢吹宿(現矢吹町)に着き宿泊した。経路と宿の記述はないが、奥州街道をたどったようだ。天気は昼すぎから快晴だった。そして翌22日、須賀川(現須賀川市)に着...
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