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漢字の世界 四字熟語
【2006.1.22】
  一意専心(いちいせんしん)

気持ちをこめて、頑張ること

 「意を一(いつ)にして心を専らにす」と読む。この語は先ごろ若乃花(三代目)が大関に昇進したとき、「これからは、一意専心稽古に励み、相撲道に精進します」と挨拶したことで話題になった。

 出典としては、「一意摶心」という表記で『管子(かんし)』(春秋時代の管仲(かんちゅう)=紀元前七世紀の人=の書と言われる)に見える。「摶」は専と同じ。

 また、ひっくり返して、「専心一意」というのもある(前漢の陸賈(りくか)=紀元前二世紀の人=の『新語(しんご)』に見える)。同じ意味。

 今や受験のシーズン到来だ。受験生諸君には、ぜひ一意専心勉学に励み、栄冠を勝ち取ってもらいたい。

全国漢文教育学会長
石川 忠久 
 

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