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四字熟語ＴＯＰ
漢字の世界４４
【２００６．０３．０８】


豪放磊落（ごうほうらいらく）開けっ広げの大らかな気性

性格が、細かなことにこだわらず大きいこと。　開けっ広げで大らかな気性（きしょう）、唐の詩人李白がそんな人物だったようだ。友人の杜甫は次のように詠（うた）う。李白一斗（いっと）　詩百篇（ひゃっぺん）長安（ちょうあん）市上酒家（しゅか）に眠る天子呼び来たれども船に上（のぼ）らず自（みずか）ら称す　臣は是（こ）れ酒中（しゅちゅう）の仙（せん）と（李白は酒を一斗＝日本の一升＝飲むと詩が百首できる。都の長安の町の酒場で眠りこける。天子さまが呼んでも行かないで、私は酒の仙人だ、と称している）　天子の権威にも平気な様子。日本では西郷隆盛が大らかでゆったりした人だ。　豪放も磊落も同じような意味。「磊」は字の通り、石が積み重なっているさま。ライラクと音がそろう。
全国漢文教育学会長石川　忠久

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