顔つきがすっきりと美しいこと。上品な感じがある。
四字の熟語としての出典はない。「眉目」は、眉まゆと目で、顔つき(容貌ようぼう)を代表していう。
『南史』(南朝の歴史)に南斉なんせいの順帝のことを「帝姿貌端華たんか、眉目画えがけるが如ごとし」(帝の姿形すがたかたちは整って美しく、顔つきは絵のよう)と評している。
「秀麗」は、優れて美しいこと。ただし、古典には人の顔つきの形容ではなく、山水自然の美しさに用いる。『南史』に「此この地山川秀麗、当まさに王者の興る有るべし」(此の地は山川の姿が美しいので、きっと王者が出るだろう)という。
「眉目秀麗」は、もっぱら若い男の容貌に用いる語となった。もっとも近ごろはあまり見かけないようだ。
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