筋肉や骨格がたくましい。体力が優れていること。
「筋骨」は、すじとほね。転じて肉体、また体力をいう。『孟子』に「天将(まさ)に大任を是(こ)の人に下(くだ)さんとするや、必ず先(ま)ず其(そ)の心志(しんし)を苦しめ、其の筋骨を労(ろう)す」(天がある人に大任を負わせようとすると、まずその人の心を苦しい目に会わせ、体力を疲れさす)とある。
「隆隆」は、『詩経』では雷の音の形容として用例があるが、ここでは「勢いの盛んなさま」の意味。この意味の用例は、漢の揚雄(ようゆう)の文に「炎(えん)炎たる者は滅び、隆隆たる者は絶たゆ」と見える。「炎炎」も「隆隆」も盛んなさまをいう。
「筋骨隆隆」は、分かり易(やす)く言えば、体格が良く筋肉がもりもりしている、大相撲の高見盛のような体だ。
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