戦国時代、強国秦(しん)に対抗して他の6つの国が同盟を結ぶ「合従(合縦(しょう)とも書く)策」と、秦にそれぞれが服従する「連衡(連横(こう)とも書く)策」。
はじめ蘇秦が六国(りくこく)を縦(たて)に結んで対抗し、蘇秦の死後、張儀(ちょうぎ)が秦に仕え、秦のために六国それぞれを横(よこ)に連ねるよう遊説(ゆうぜい)した。
蘇秦や張儀のような人物を遊説家(ゆうぜいか)とも縦横家(じゅうおうか)ともいう。弁舌(べんぜつ)ひとつで各国を股(また)にかけ、政治の権力を握った。蘇秦は合従に成功し、6つの国の宰相を兼任したほど。
今日でも、国際間の外交駆け引きで同盟を結んだり対立したりする場合によく用いることばである。
政党の総裁のいすをめぐり、派閥間の”合従連衡”も耳にするこのごろだ。
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