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漢字の世界211

 

【2006.9.25】 
常住座臥(じょうじゅうざが)

いつも、つね日ごろ

 座ったり寝(臥)たり、いつも。つね日ごろ。

 仏教の方から出た言葉のようだ。「常住」は、寺の僧が行脚しないで寺に定住していることをいう。転じて、いつもの意になる。

 宋の朱喜(しゅき)の詩に「破屋に僧常住し、高軒(こうけん)に客屡(しば)しば経(ふ)」(荒れた寺には僧が常に居り、立派な屋敷には客がしばしば訪れる)という句がある。

 「坐臥」は、今の表記では「座臥」と書く。座ったり寝たり。おきふしの意。

 唐の李〓(りき)の詩に「如意(にょい)を指揮すれば天花(てんか)落ち、閒房(かんぼう)に坐臥すれば春草深し」(如意棒を揮ふるえば天から花が散り、静かな部屋に起き臥(ふ)しすれば春の草が生い茂る)という句がある。

 普段、いつも、の意で「二六時中(にろくじちゅう)」に近いが日常生活に密着した語感がある。

(〓は”斤”に”頁”の合わせ文字)


全国漢文教育学会長
石川 忠久 
 


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