激しく議論をする。話が盛り上がる。
「談論」は、話したり議論したり。『三国志』に「賓客と談論す」と見えるなど、ごく普通に昔から使われている。
「風発」は、「風が起こる」の意味では『詩経』にも用例があるが、ここでは「風のように(激しく)起こる」の意味で、この意味では唐の韓愈(かんゆ)の文に「とうれい風発」の語がある。議論の勢いが強く、当たるべからざるさまをいう。
なお、「とう」は優れる、「れい」は、奮い立つ。「とうれい」で、勢いよく優れている意味を表す。
今日では激しい議論を好意的に表現する場合に用いる。例えば「談論風発のうちに終わった」と言えば、その会は成功したことになる。
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