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父親からの暴言に「我慢の限界だった」 新地の傷害致死裁判で被告の男

09/13 07:45

 父親に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた新地町駒ケ嶺字新林の無職の被告の男(39)の裁判員裁判第2回公判は12日、福島地裁(島田環裁判長)で開かれた。被告は被告人質問で、父親=当時(69)=への暴行について「父の暴言や行動に対して我慢の限界だった」と述べた。

 被告は、幼少期から度重なる暴言を父親から受けたと主張。事件直前も電話の受け答えや生活音を巡って「何でおまえは生まれ変われないのか」などと言われたという。その後、こうした暴言などが引き金となり「父の胸を拳で50回ぐらい殴り、背中を100回ぐらい蹴った」と供述。父親は抵抗したが「怒りの度合いが最大だった」と暴行を続けた理由を述べた。

 次回は13日午後1時半から証人尋問を行う。

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