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『光る君へ』行成、一条天皇へ厳しい言葉 渡辺大知「心を鬼にして」【君かたり】

07/21 21:00

  • エンタメ総合
大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK

 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原行成を演じる渡辺大知の声を紹介する。

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――一条天皇へ厳しい言葉をかけるシーン
今まで一条天皇と道長さんの間でずっと揺れ続けていて、行成の思う政治だったり、行成の思う一条天皇の気持ちの汲み取り方だったり、それを押し殺しながら仕事をしてきたと思うんですけど、ずっと一条天皇の近くでお仕えをして、一条天皇の気持ちがわかってしまうからこそ苦しいところもあったんですけど、それを自分の心を鬼にして言わなければいけないところを言葉にしたっていう感じですかね。

一条天皇はまだお若くて自分の気持ちにまっすぐでどうしても気持ち優先になってしまうところもあるんですけど、でもそれが必ずしも悪いわけではないと行成は感じているのではないかなと思っていて、でもやっぱりすべきことというか、神事であったり政治であったり、やらなければならないことを全うして、世の中をよくしていくために自分に何ができるかっていうのを考えてはいたんだと思うんですけど、それが思わずあふれてしまったという感じなのかなと思います。

――演じるうえで意識したこと
行成は自分の主張よりも道長さんの望みを叶えるためには、どう自分が動くべきかっていうことを考えていたり、一条天皇の気持ちをどう汲み取ってあげることができるかっていうことだったりを考えながら政治の中で自分の役目を果たそうとしている人物だなと思っているんですけど、なので自分の言葉を発するときにある種の役職を全うするフィルターみたいなものをかけているイメージがあって、もちろんその中に自分なりの信念みたいなものはあるんですけど、それをどこか薄いオブラートのようなもので包んでいるような感じを意識していて、それがこの一条さんとの会話のときに解き放たれたような感じになったらいいなと思ってやっていましたね。

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