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ドキュメンタリー映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』より「ラ・カンパネラ」の演奏シーン

08/28 10:30

  • エンタメ総合
ドキュメンタリー映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』(10月18日公開) (C)2024「恋するピアニスト フジコ・ヘミング」フィルムパートナーズ

 2018年に公開され、異例のロングランヒットを記録したドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』(監督:小松莊一良/配給:日活)から6年。フジコ・ヘミングの新たな日々を見つめたドキュメンタリー映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』が10月18日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される(配給:東映ビデオ)。

【動画】「ラ・カンパネラ」の演奏シーン

 2024年も多くの公演を控えていた中、4月に92歳で世を去ったピアニスト、フジコ・ヘミングさん。いつの時代も、どこで暮らしても、彼女は自分らしく生きていた。

 本作は、2020年から4年間、密着取材した集大成。戦時中を過ごした岡山に残されているピアノとの再会、父や弟との思い出、コロナ禍での暮らしと祈りを捧げた教会での演奏、思い出の地・横浜でのドラマティックなステージ、そして心に秘めた恋の話――。

 「最後の演奏会はどんなものにしたい?」の問いに、パリでのコンサートのようにしたいと話していたフジコさん。その2023年3月のパリ・コンセルヴァトワール劇場でのコンサートでは、「月の光」(作曲:クロード・ドビュッシー)など、大切にしてきた名曲の数々が披露された。

 ほかにも「亡き王女のためのパヴァーヌ」(作曲:モーリス・ラヴェル)や代表曲「ラ・カンパネラ」(作曲:フランツ・リスト)など、4Kカメラでダイナミックに捉えられた各地の演奏シーンもふんだんに盛り込み、多くの観客の心を潤す“フジコ・ヘミング”の音色の魅力に迫る。

 そんな本編より、東京・阿佐ヶ谷教会で無観客コンサートとして行われた曲目の中から、「ラ・カンパネラ」の演奏シーンの一部がYouTubeに公開された。教会の静寂の中で響きわたるピアノの音色の美しさに引き込まれる。

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