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「J1を相手に実力を試したい」と意気込む白輪地(右)=7日、いわき市・いわきFCフィールド

正念場、いわきFC...J1・広島撃破へ 10日、天皇杯3回戦

07/09 07:25

サッカーJ2いわきFCは10日、ハワイアンズスタジアムいわき(いわき市)で第104回天皇杯全日本選手権3回戦をJ1サンフレッチェ広島と戦う。午後7時開始予定。

 控え組「結果残す」

 広島はJリーグ発足時の10クラブ「オリジナル10」の1つで、J1連覇の実績を持つ国内屈指の強豪だ。「スピード感やプレーの質は、J2とはレベルが違う」といわきの田村雄三監督。「広島は主力のメンバーで挑んでくると思う。それはすごく良いことだ」と闘志を燃やす。

 一方、チームはリーグ戦3連敗中で「4連敗はできない」と指揮官。広島戦から中3日で迎えるJ2山形戦も見据え、選手の疲労を考慮した采配となる。

 さらに、チームの軸だったDF照山颯人は完全移籍でJ2長崎に移った上に、桐蔭横浜大在学中のDF五十嵐聖己(せな)は大会の規定で広島戦に出場できない。「選手には『この2連戦はとにかく死にものぐるいで勝ちに行こう』と話している」と田村監督は力を込める。

 ただ、これまで出場機会に恵まれなかった選手にとっては、絶好のアピールの場となる。リーグ戦で先発出場のないFW白輪地敬大(けいた)は「みんな出番に飢えている。総力が求められる中で結果を残すことは、チームにとって大きなプラスになる。J1を相手に実力を試したい」と本番を待ち望む。(小磯佑輔)