• X
  • facebook
  • line
「いわきの戦い方に慣れながら、自分の色を出していく」と意気込む堂鼻(右)=11日、広野町・Jヴィレッジスタジアム

いわきFC移籍の堂鼻起暉、3バックの一角へ あす山形戦

07/13 07:30

 サッカーJ2のいわきFCは14日、アウェーのNDソフトスタジアム山形(山形県天童市)でモンテディオ山形と対戦する。いわきの通算成績は8勝7分け8敗で順位は20チーム中8位。山形は8勝5分け10敗で11位。午後7時開始予定。山形との通算対戦成績は1分け2敗。山形は緻密な戦術の下、ボールを丁寧につなぐ攻撃スタイルが特徴で、いわきは戦術的な弱点をうまく隠しながら、強気な守備で主導権を握りたい。田村雄三監督は「何が何でも勝ちにいく」と連敗ストップへ闘志を燃やした。

 J3福島ユナイテッドFCから今夏に完全移籍で加わったDF堂鼻(どうはな)起暉(かずき)は11日、加入後初の本格的な練習に臨んだ。「いわきの戦い方に慣れながら、自分の色を出していく」と意気込んでいる。

 移籍は「急な話だった」と振り返る。7日に福島市で行われた福島―今治戦直後にオファーを受け、翌8日にいわきと面談し、移籍を決めた。いわきは即戦力を求めていたといい、「一番(の理由)は状態が良いこと。プロ入りから3季半、試合に出続けている」と田村雄三監督。「真面目で向上心のある性格」「ボールをつなぐことを怖がらないこと」も評価したという。

 いわきでは、3バックの一角に入ることが濃厚だ。「自信がある」と語る対人守備と鋭い縦パスを武器に、攻守両面での貢献が期待される。11日の練習を受けて、田村監督は「玉際の強さを感じた。前に出て守ることも嫌がらないから、今後もっと伸びてくる」、堂鼻は「練習は強度が高く、スピードもあった。まだまだ成長できると感じた1日だった」と振り返った。

 早ければ山形戦の出場も見込まれる。堂鼻は「練習で動きが良ければ使ってもらえると思う。しっかり準備して、チームが勝つためのプレーをしていきたい」と語気を強めた。(小磯佑輔)