• X
  • facebook
  • line
疲労を考慮し、軽めの調整を行う谷村(左)や堂鼻(左から2人目)ら前節の先発メンバー =27日、いわきFCフィールド

いわきFC、堅守を崩す 31日・仙台と東北ダービー

08/30 07:15

 サッカーJ2のいわきFCは31日、アウェーのユアテックスタジアム仙台(仙台市)でベガルタ仙台と対戦する。いわきの通算成績は12勝7分け9敗で、順位は20チーム中7位。仙台は13勝8分け7敗の5位。午後7時開始予定。

 いわきはJ1昇格プレーオフ圏(6位以内)入りへ落とせない一戦だ。DF堂鼻起暉(かずき)は「東北ダービーだから人も多く入るだろう。雰囲気が良いほど楽しくサッカーができると思うから、楽しみだ」と闘志を燃やす。

 いわきと仙台はともに前節を大量4失点で敗れて連勝が止まっており、両チームが前節を踏まえてどのように準備するのかにも注目が集まる。いわきのエースのFW谷村海那は「前節の負けを引きずらないことが大事」と気を引き締める。

 田村雄三監督は戦術について「守備面の課題は個人の問題。個別で修正はするが、全体ではゴールを奪うための練習をしていく」と攻撃的な姿勢を示す。堅守速攻の仙台を相手に、指揮官は「ボールを動かすことはできると思う」と予想し「どこから攻撃のスピードを上げるか、選手がどこに走るかが大切になる」と勝利への鍵を挙げた。谷村も「チーム力で守る仙台を全員で圧倒したい」と語る。

 堂鼻「こぼれ球競り勝つ」

 仙台がロングボールも使ってシンプルに攻め上がる展開を得意とするだけに、守るいわきは激しいボールの奪い合いを制したい。3バックの中央での出場が見込まれる堂鼻は「こぼれ球の競り合いで勝つことが大切になる。同じミスを繰り返さず、前節で考えたことにも挑戦していきたい」と意気込んだ。(小磯佑輔)