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「立ち位置やボールが来る前の準備をより良くしていきたい」と意気込む石田(右)=3日、いわきFCフィールド

いわきFC、連敗脱出へ「つなぐ」 サッカーJ2、7日・鹿児島戦

09/06 08:00

 サッカーJ2のいわきFCは7日、アウェーの白波スタジアム(鹿児島市)で鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。いわきの通算成績は12勝7分け10敗で、順位は20チーム中8位。鹿児島は5勝8分け16敗の19位。午後7時開始予定。

 シーズンが終盤に差しかかっても、いわきはあくまで挑戦を続ける構えだ。0―2で完敗した前節仙台戦を、チームは成長の契機と捉えて戦術の改善に努めている。3バックの一角を担うDF石田侑資は「悔しい経験をどう生かすか。選手一人一人が課題を真摯(しんし)に受け止め、次戦に向けて練習できるかが重要だ」と語気を強めた。

 仙台戦では自陣から丁寧にボールをつなぐ攻撃が機能せず、なかなか敵陣まで攻め込めなかった。田村雄三監督は「ロングボールで攻めていたら、チャンスは増えていたかも知れない。でもそれでは何にもならない」との見方を示す。「連敗しようが、最終的に(成績が)どうなっているかが大切。成長と、勝つことのバランスをしっかりと見極めたい」と続けた。

 その言葉通り、鹿児島戦前最後の公開練習となった3日はチームの課題克服に力を注いだ。攻撃の組み立てを想定し、2人の守備を3人がパスで突破する練習を行った。「相手との駆け引きや(仲間への)サポートの質を上げたい。何を見て判断するのか、その基準を(選手に)もっと擦り込ませないといけない」と指揮官。

 連敗脱出に向け、石田は「チームからは改善策を提示されている。立ち位置やボールが来る前の準備をより良くしていきたい」と意気込んだ。(小磯佑輔)