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児童買春・ポルノ禁止法違反で公判中の巡査長を懲戒処分 福島県警

09/12 07:30

 面識のない10代女性の体を触ったほか、児童のわいせつな画像ファイルを所持したなどとして、県警は11日、郡山北署本宮分庁舎地域係巡査長の男(43)=県迷惑行為等防止条例違反と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で公判中=を停職3月の懲戒処分としたと発表した。処分は同日付。男は同日、依願退職した。

 県警によると、男は昨年11月4日と今年1月28日、5月19日に郡山市の商業施設で、それぞれ別の10代女性の尻を着衣の上から触った。6月8日には郡山市と三春町で、児童のわいせつな画像ファイル計5点をスマートフォン2台で所持した。

 男は11日、「事件を起こし、被害者や組織、同僚など多くの方に多大な迷惑をおかけした」と謝罪したという。県警は、男が尻を触った3件が勤務外の事案であり、私有のスマホにわいせつな画像を所持していたとして、上司の処分を行わなかった。

 「極めて悪質」

 県警の七海暢一首席監察官は「現職警察官が起こした常習性も認められる極めて悪質な重大非違事案。再発防止の徹底を図る」と述べた。森末治本部長は「県民の皆さまの信頼を大きく損ねたことに深くおわび申し上げる。厳粛に受け止め、信頼回復の全力を尽くす」とコメントした。

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