台風7号、東日本接近恐れ 新幹線運休の可能性

08/14 11:48

 気象庁庁舎

 台風7号は14日、ゆっくりと日本の南の海上を北東へ進んだ。14日夕から夜にかけ小笠原諸島に最も接近する見込み。その後も北上し、16日から17日ごろにかけ、暴風域を伴い強い勢力で東日本や北日本に接近する恐れがある。気象庁は小笠原諸島に高波、東日本に土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、高波への警戒を呼びかけている。

 JR東日本は14日、台風の影響で、東北・上越・北陸・山形・秋田の各新幹線が16日昼ごろから17日昼ごろにかけて、運転を取りやめる可能性があると明らかにした。JR東海も、東海道新幹線が16日から17日にかけて運休する場合があるとしている。山手線などの主要路線を含む関東地方の在来線も運休や遅れなどが発生する恐れがある。実際に運休すれば、お盆シーズンの交通に大きな混乱を招きそうだ。

 気象庁によると、14日午前9時現在、父島の西南西約230キロを時速約10キロで北東に進んでいる。中心気圧975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートル。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line