会津若松市河東町で射出成型加工を手がける古川プラスチックは、会津の伝統工芸品・赤べこをプラモデル化した「べこぷら」を開発した。今月下旬から市内の観光施設や漆器店、土産品店で取り扱われる予定。
完成品を手にする機会が多い時代に、子どもたちにものづくりの喜び、楽しさを感じてもらおうと開発した。デザイン、金型作り、成型を自社で行っている。材質にはリサイクルしたPET樹脂を使用し、環境に配慮している。
「べこぷら」はパーツをランナーから切り離して組み立て、色付けして楽しんでもらう。材質的に油性マジックなどで手軽に塗装できるのも特徴という。
同社の古川孝治社長は「地元で作った物を地元で消費する地元循環として地域貢献になれば。情操教育にも役立つと考えている。組み立てや塗装で自分の好きなデザインにするなど楽しんでもらいたい」と話した。
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