「すごい先輩」「感動」。米大リーグ、ドジャースでワールドシリーズを制覇した大谷翔平の地元岩手県などは31日、熱狂と歓喜に包まれた。
花巻東高時代を過ごした岩手県花巻市の地域交流センターではパブリックビューイング(PV)が実施され、後輩部員ら約60人が観戦。「大谷!大谷!」と声援を送り、優勝が決まった瞬間は大歓声が上がった。
硬式野球部の村上太一前主将(18)は「部内でいつも『翔平さんは打ったかな』と話題になっていた。(漫画の)主人公みたいな活躍だった」と笑顔を見せた。
小学生時代に野球を指導した同県北上市の梅津豊彦さん(56)は「また新たな夢を達成するために、いろいろなことを乗り越えてくれると思う。おめでとう」と、来季の活躍に期待を込めた。
かつてプレーしたプロ野球日本ハムの本拠地・北海道からも祝福の声が上がった。大リーグのグッズなどを販売する札幌市のショップには野球ファンの姿。同市の後藤光雄さん(77)は「おめでとうという気持ち。これほどの選手は今後出てこないだろう」と感動した様子だった。