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田村裕&すがちゃん最高No.1、貧乏なすりつけあう「僕より貧乏」「田村さんのが激ヤバ」

07/25 20:20

  • エンタメ総合
『新装版 ホームレス中学生』の発売記念取材会に参加した(左から)田村裕、金子きょんちぃ、すがちゃん最高No.1、信子 (C)ORICON NewS inc.

 お笑いコンビ・麒麟の田村裕が25日、東京・六本木 蔦屋書店で行われた『新装版 ホームレス中学生』(ワニブックス刊)の発売記念取材会に参加した。

【写真】笑顔で『新装版 ホームレス中学生』を指し示す麒麟・田村裕

 2007年に上梓し、ベストセラーとなった『ホームレス中学生』の新装版。『ホームレス中学生』は、田村が07年に自伝的小説として発表。中学生時代の田村が、貧乏のため住む家を無くし、近所の公園でホームレス生活を余儀なくされた時代を笑いを交えてつづり、大反響に。225万部突破のベストセラーとなり、ドラマ化・映画化もされた。新装版には、17年ぶりの新作エピソード「お兄ちゃんの痕跡」「うちの子に迎えよう」や、兄・研一さんとの「思い出、答え合わせ対談」も特別収録。また、「文字が大きめ」「小学生でも読みやすい、ふりがな多め」など、小・中学生向けに大幅リニューアルされた。

 今の心境を問われると田村は「こんな軽装できてよかったのか、そういう思いでいっぱいでございます。一応、記者会見とは聞いてはいたんですけども、こんな人が集まってくれると思っておらずです…。吉本の人だけかなと思ってたんで」と半袖&短パンで登場したことについて謝罪。「17年ぶりに出版させていただける。日本の売れた本のランキングでトップ30に今でも入っているということで。日の当たらなかった人生に、この本がスポットライトを当ててくれた」としみじみ。そして「ホントに一瞬ではございましたが、麒麟の看板が私に移った。短かったですけども、それでもやっぱり一瞬でも看板持てたということは『ホームレス中学生』と、この本を作ってくださったワニブックスの皆さんと、ずっと支えてくれた家族や親族、お世話になった方々のおかげ」と述懐した。

 一方で、17年が経過したことで、知らない世代も増えた。地元・大阪府吹田市でも若者にはなじみがなかったそう。「ホンマに知らないと言われました。あんなに売れたのに(笑)。『俺やで』って感じで話しかけた自分が恥ずかしくて。知らない世代のギャップを埋めることができたら」と意欲を示した。

 会見には、芸人本ながら壮絶な半生が描かれている『中1、一人暮らし、意外とバレない』(ワニブックス)を書いたすがちゃん最高No.1が所属するぱーてぃーちゃんも登場。いきなり読み切っていないことを見破られた信子は「あと60ページで終わる」と正直に告白して笑いが。金子きょんちぃも雑知識が災いし、読みきれなかったことがバレてしまい、すがちゃんは「読み切れたらよかったんですが…」と代理で謝罪していた。

 『中1、一人暮らし、意外とバレない』は、ご近所さんにバレないように、中1で一人暮らしをはじめた、すがちゃんの本当にあった話。12歳でも、意外と生きていけちゃう自立エッセイとなる。田村は「すごいですね。たぶん、僕より貧乏ですね」と笑い、すがちゃんは「全然ですよ!言葉選ばないですけど、新装版も読んで僕は引きましたもん。田村さんのが激ヤバ」と貧乏の押し付け合い。そんな光景に、きょんちぃは「どっちも不幸」と苦笑いし、信子は「家が壊滅した人と、家族が全滅した人」と簡潔にまとめる。強烈な一撃にすがちゃんは「言い方を考えろよ!」と大ツッコミをしていた。

 また、すがちゃんは『ホームレス中学生』を出版していたことから、ワニブックスで『中1、一人暮らし、意外とバレない』で書いたことを決めたという裏話を披露。田村は「光栄です」としながらも「本の売れ行きで俺を追い越すことだけはやめて!」と懇願。『中1、一人暮らし、意外とバレない』もベストセラーとなっているが、『ホームレス中学生』は1ヶ月で100万部という爆発的大ヒットだったことが判明。信子は「バケモンだ!」と驚き、きょんちぃも「じゃあ負けてるね」と無邪気に一言。すがちゃんは「明確に白黒つけて!」と正直すぎるギャル2人の反応を嘆いていた。

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