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井上尚弥「まさか戦うわけはないだろう」→決戦まで3日前に会見で心境 ドヘニー戦へ闘志

08/31 22:24

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『NTTドコモ Presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ』会見に出席した井上尚弥

 ボクシングの世界4団体スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(大橋ジム)、元IBF王者のTJ・ドヘニー(アイルランド)が8月31日、横浜市内で『NTTドコモ Presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ』(9月3日、東京・有明アリーナ)の会見に出席した。

【動画】ドヘニーが井上尚弥に敬意「リスペクトの気持ちは一切なくなることはありません」

 井上は「トレーニングを順調にこなすことができ、すごく良い状態に仕上がっている」と語り、「4団体の防衛戦ができることに誇りを持ち、自分の中で納得する試合をしたい」と静かに闘志を燃やした。挑戦者のドヘニーも「パーフェクトです」と順調さをうかがわせた。

 ドヘニーは、昨年6月に大橋ジムの中嶋一輝を撃破。その際を振り返り、井上は「僕と戦いたいという発言をしていたけれど、まさか戦うわけはないだろうと。その後、(自分の)スパーリングパートナーのラミドを倒し、(対戦が)現実味を帯びてきた」と語り、「避けられない1戦」とも表現した。

 4団体王者の年下・井上に対し、ドヘニーは「ボクシングを生業として、ボクシングに人生をかけてきた男として、リスペクトの気持ちは一切なくなることはありません。リングの上ではいったんそれを置き、またリスペクトできる間柄になればいいと思う」と敬意。

 井上は、ネリ戦の1ラウンドで許したダウンも踏まえ「あの1ラウンドがあったからこそ、自分はまた強くなれたと思うし、ボクシングに対する向き合い方も変わった」と自信を示していた。

 井上vsドヘニーはイベントのファイナルカードとして実現。このほか、武居由樹vs比嘉大吾のWBO世界バンタム級タイトルマッチなどが行われる。

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