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アイヌの家族に密着した福永壮志監督のドキュメンタリー『アイヌプリ』釜山国際映画祭出品

09/05 08:48

  • 映画
ドキュメンタリー映画『アイヌプリ』(12月14日より全国順次公開)(C)2024 Takeshi Fukunaga/AINU PURI Production Committee

 北海道・阿寒湖のアイヌコタンで暮らし、日常の中で”アイヌプリ”(アイヌ式)を実践する家族に密着したドキュメンタリー映画『アイヌプリ』が、韓国で開催される「第29回釜山国際映画祭」(10月2日~11日)のワイド・アングル部門ドキュメンタリー・コンペティションに選出された。同映画は、12月14日より劇場公開される(配給:NAKACHIKA PICTURES)。

【画像】そのほかの場面写真

 監督は、『山女』(2023年)でTAMA映画祭最優秀新進監督賞を受賞、「第76回エミー賞」最多25ノミネート(発表は9月15日)で注目されている『SHOGUN 将軍』(ディズニープラス)でも監督を務めるなど、国内外で活躍する福永壮志。

 人気マンガの実写化など、その歴史や文化への関心が高まるアイヌ。本作は、伝統的な鮭漁のマレプ漁(※プ=小文字)をはじめとしたアイヌ文化、信仰等を次世代に伝えていく家族を通し、自らのルーツを大事にしながら今を生きる現代のアイヌ民族のリアルな姿に迫る。

 劇場公開と釜山国際映画祭正式出品に際し、福中監督は「主人公のシゲさんとは、長編2作目の『アイヌモシリ』(※リ=小文字)制作中に出会いました。誰もいない暗闇の川の中で、夢中でマレプ漁をするシゲさんとその友人達の姿がとても印象的で、いつか映像に収めたいと思ったのがこの映画の始まりです。2019年から少しずつ、シゲさんとその家族、友達の日常を撮影させてもらいました。人間味溢れる彼らの貴重な記録がこれから多くの人に届くことを願います」とコメントを寄せている。

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