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水切りヨーグルト×紅茶が「最高の組み合わせ!」…SNS話題のレシピ、美味しく作るコツは?

09/17 06:40

  • その他
SNSで話題になった、水切り紅茶ヨーグルト

 アサイーボウル、カプレーゼ、チーズケーキなど、様々なアレンジレシピが登場している「水切りヨーグルト(グリークヨーグルト)」。プレーンヨーグルトの水分を切ってクリーム状にしたもので、最近ではヨーグルトに紅茶の茶葉を混ぜて作る「水切り紅茶ヨーグルト」が話題に。「うまく水切りができない」「茶葉感が気になる」など上手く作るためのコツを知りたいという声も聞かれるが、美味しく作るポイントはあるのか? ギリシャ伝統の「水切り製法」で作った日本初のギリシャヨーグルト「パルテノ」を2011年から発売している森永乳業のレシピ開発の担当者に話を聞いた。

【写真レシピ】これは時短になる秘技…! 上手に水も切れる「水切りヨーグルト」の作り方

■”クリームのような硬さ”をいかに作るかがポイント

 「水切り紅茶ヨーグルト」がSNSで話題になっているのを見て、「ヨーグルトにそのまま茶葉を混ぜるのは、新しいアイデアだと思いました」と担当者さん。「柑橘系の香りがするアールグレイとジューシーで甘い香りの桃は相性が良いので、それがクリーミーでコクのある水切りヨーグルトと合わさるのは、とても美味しそう! 新たなレシピ開発の参考に、作って食べてみたいと思いました」。

 話題の投稿を見てみると、水切りヨーグルトの”クリームのような硬さ”がポイントになっている様子。「ビヒダス プレーンヨーグルト」など、大容量のヨーグルト容器にキッチンペーパーをかぶせて輪ゴムでとめ、深めの皿の上に逆さに傾けて冷蔵庫に放置」が一般的な作り方だが、できる限りヨーグルトの水分を減らすコツは、「あらかじめヨーグルトに切れ目を入れておくこと」だという。

▼市販のヨーグルトで水切りするコツ
【方法その1】
「水を切る前に、容器に入った状態で、清潔なスプーンでヨーグルトに『サクッサクッ』っと切れ目を入れておきます。ヨーグルトを食べる時、スプーンですくって器によそうと、切れ目を入れた所から水(ホエイ)が湧き出てくる。その原理で、あらかじめヨーグルトに切れ目を入れた上で容器をひっくり返すと、そのぶん水が出やすくなります」

■簡単に、まんべんなく水分を切ることができる3アイテムとは?

 この方法は、放置しておくだけなので簡単だが、時間がかかりすぎてしまうことが難点。半日以上経たないとと水切りが完成しなかったり、適切な深さ・広さの容器が見つからないと、容器の奥にあるヨーグルトは水が残ったままの状態になる懸念もある。そこで同社が推奨しているのが、「ザル」「キッチンペーパー」「重し」を使って時短する方法」だという。

▼市販のヨーグルトで水切りするコツ
【方法その2】
「ザルの下にひと回り小さい器を置き、ザルの上にキッチンペーパーを広げて、ヨーグルトを入れて包みます。その上にラップをかけ、重し(500ccくらいの水をポリ袋に入れたもの)をのせます。水が抜け出すとヨーグルトの形状は崩れていきますが、この方法だと、ヨーグルトの形状に応じて重しも変化し、まんべんなく水分を切ることができます。重しを入れたぶんだけ水を早く切ることができます。ヨーグルトが約半量以下になるまでもしくはお好みのかたさになるまで冷蔵庫に入れておくだけです」

 好みの硬さになるまで、重しを置いておく時間を調節すればOK。「開封後なるべく早く食べきること」が原則で、「できあがった水切りヨーグルトは2日以内を目安にお召し上がりいただきたい」とのこと。「冷蔵庫の中で、冷気が直接かからない、余分な衝撃が加わらない平らなところに保存するのがポイント」だという。

■茶葉のザラザラ食感を払拭するには? 2つの解決策

 さらに、作ってみたという人の反響に焦点を当てると、「茶葉の舌ざわりが気になる」という声が。ヨーグルトを食べたときに、紅茶の茶葉が舌にあたりザラザラした食感になってしまう。この打開策には、「2つの方法がある」と担当者さん。

 一つは、「茶葉を細かくすること」。「茶葉の細かいものを使うことで解決できます。ティーバックの中身は比較的細かいことが多いです。細かくする方法は、少量の場合、ジップロックなど厚手の袋に茶葉を入れて、麺棒などで上からゴロゴロつぶすと細かくなります。量が多い場合は、ミキサーやハンドブレンダー等で細かくすることをおすすめします」。

 そして二つ目は「食感のある食材と合わせること」。「ナッツなど、食感のある食材とあわせてアレンジするのも美味しそうです。茶葉のザラザラ感が気にならなくなるかもしれません」。

 自分で作る楽しさがある、水切りヨーグルト。映えるだけではなく、美味しくて体にも良いので、上手に活用してアレンジしてみてはいかが?

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