色々なことのスタートの月であり、変化の月でもある4月。新しい生活に心をウキウキさせていたり、強い意気込みを持っている方も多いでしょう。しかし、新しく始まる環境になじめなかったり、頑張り過ぎてしまいカラダのリズムを崩してしまう方や、精神的な部分で追い込まれてしまうことが多いのもこの時期です。さらに、季節の変わり目は体調不良や肌トラブルを引き起こしやすいので要注意です。
生活リズムを整え、元気に楽しくスタートを切ることが、充実した毎日を送るコツでもあります。
生活リズムの乱れは体調不良の始まり?!
入学や入社、転職や退職などなど。この時期は、本人も家族も生活環境が変わることが多く、毎日の生活習慣に乱れが生じやすいものです。
「ちょっとした生活リズムの変化だから、気にすることはない」と思っている方も多いのですが、この「少しの変化」がカラダに負担を与えることがあるのです。例えば、食事の時間の変化、睡眠時間の減少、ストレスの増加、労働時間の変化などは、表に書いたような症状に関係するとも考えられています。
体調を左右する 「季節の変わり目」
日本の四季折々の変化は、自然や食の移り変わりを楽しみながら、五感を満足させてくれます。しかし、その一方で気温や湿度、気圧の変化も著しく、カラダに変調をきたしやすいという面があることも忘れてはいけません。
まず、気をつけたいことは「免疫力の管理」。新しい環境に十分に適応していないうえに、冬から春にかけて気温の変化も大きく、カラダの免疫力が下がって風邪などの感染症にかかりやすくなっていることがあります。
そして、「自律神経の乱れ」にも気を配ってほしいところ。気温や気圧の変化が、私たちのカラダを相伴って安定させている「交感神経」と「副交感神経」のバランスを乱し、様々な部分の不調を引き起こすことがあるのです。
このような状態は、お肌にも悪影響を及ぼし、敏感肌や肌トラブルの原因にもなります。
毎日しっかり{朝ごはん}習慣!!
生活リズムを整える一番簡単な方法が「毎日の朝食習慣」です。
私たちのカラダには「体内時計」と呼ばれる体内リズムを管理する機能があります。この体内時計は、25時間周期で体温や血圧、ホルモン分泌や睡眠などを調整しながらリズムを刻んでいると言われています。ただし、1日は24時間ですから、このズレを修正していく必要があり、このために日光(朝日)を浴びることや朝食をとることが大切と考えられているのです。
同様に、乱れがちな生活リズムを毎日リセットするためにも、朝食の習慣をつけることが重要。また、朝食をとることで眠っていた脳やカラダが目覚め、脳を動かすエネルギーが供給されることで、集中力や活力アップに役立ちます。
「朝は少しでも寝ていたい」と思う方も多いでしょうが、起床時間を決めて、バランスの取れた朝食習慣を心掛けてみてください。
春の山菜で体内活性化!!
春の食材といえば「山菜」。田んぼや野山には特有の香りと苦みを持った数多くの山菜が顔を出します。アクが強く、苦みがあるものが多いので「苦手」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、あの苦みに含まれる成分には「冬の間にたまった毒素を排出したり、休んでいた細胞を活性化させて代謝機能を上げる働きがある」とも言われています。
日本で食べることができる山菜は80~100種類と言われていますが、アクやエグミが強い山菜をこれだけ食べられることは、日本に昔から伝わるアク抜きの知恵のたまものと言えます。
◎山菜の王様〝たらの芽"
⇒タンパク質、ミネラル、食物繊維が豊富。苦み成分の「エラノサイド」は糖の吸収を抑えるので、血糖値が心配な方にもオススメ。ビタミンEやβ-カロテンも含まれており、風邪などの感染症予防にも期待あり。
◎栄養豊富な〝ふきのとう"
⇒自然に生えているふきのとうは、ビタミンCが豊富で免疫力の維持やホルモン活性化に期待が持て、カリウム、リン、鉄分、食物繊維のほか、むくみ予防に役立つクエルチンも。
◎美容のサポート〝ぜんまい"
⇒ビタミンCやβ-カロテン、カリウム、葉酸、食物繊維などが豊富で、腸内環境の改善や美肌のサポートに。
◎なじみ深い〝ふき"
⇒日本の食卓には定番。カリウムや食物繊維が豊富で、毒素排出作用やむくみ予防に期待。
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福島県は数多くの山菜が採れるだけでなく、保存技術も優れています。上手に春の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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