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太田良平の彫刻、あゆみ紹介 9月7日から梁川美術館30周年展

09/03 10:30

 福島県伊達市梁川町の梁川美術館は7日から、開館30周年記念展「水光るまち 彫刻家・太田良平から現在へ」を開く。会期は10月6日まで。  

 梁川町出身の太田良平は彫刻家として昭和から平成初期に活躍した。木彫の大家・三木宗策のもとで木彫を学び、三木の死後は北村西望の下で塑像を学び、粘土を用いての彫塑に取り組み、生涯を通じて木彫やブロンズなど多くの作品を残した。

 同美術館は1994年9月に開館し、太田の作品を展示する「太田良平記念ホール」と町民の文化活動の発表の場とする「町民ギャラリー」を備える。今回は開館30周年を記念し、太田のあゆみと数々の作品の紹介や、太田から指導を受けた美術教諭の菅野忠良や菅野睦子、彫刻家土田副正など梁川ゆかりの彫刻家について紹介する。また、現在の本県を代表する2人の彫刻家の新井浩と黒沼令の作品も展示する。

 料金は一般500円、大学・高校生300円、小・中学生100円、幼児無料。時間は午前9時半~午後5時(最終入館は同4時半)。休館日は9、17、24、30日。

 会期中イベントとして、7日の午前9時半からオープニングセレモニー、同9時50分からギャラリートークが開かれるほか、7、13、14、27、28日の5日間は、感想を話しながら作品が鑑賞できる「おしゃべり美術館」を開催する。また、小学校中学年以上を対象とした鋳造ワークショップが14、28日の2日間の日程で開かれる。定員は先着10人で、参加費は千円。希望者は同美術館に電話で申し込む。

 問い合わせは同美術館(電話024・527・2656)へ。

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