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白熊、上々の幕内デビュー 初日白星「思い切った相撲が取れた」

09/10 08:50

白熊

 大相撲秋場所で新入幕の白熊が初日の8日、白星発進した。再入幕の北の若を撃破し「声援が多くて雰囲気が十両と全然違った。緊張したが、新入幕らしい思い切った相撲が取れた」とほっとした表情を浮かべた。

 左前まわしを取られたが構わずに前に出た。右から抱えて出足を進め、左上手を引いて力強く寄り切った。初めての懸賞も手にし「うれしい。まずは師匠(二所ノ関親方=元横綱稀勢の里)に渡したい」と語った。この日はシロクマが描かれた着物で場所入りし「朝に初めて見たが、格好いいと思った」と満足した様子だった。「先は長い。集中していく」と気を引き締めた。

 2日目の9日は錦富士に上手出し投げで黒星を喫したが、「歓声がすごくてありがたい。負けてため息が聞こえてきたので、もっと勉強して頑張らないといけない」と気持ちを切り替えた。

 「松明あかし」化粧まわし披露

 テレビで白熊の取組を見守った祖父の高橋祥武(よしたけ)さん(76)は「初日は前に出る相撲で調子が良さそうだった。白星を一つ一つ重ね、最終的に勝ち越してもらえれば」とエールを送った。

 秋場所の土俵入りでは「白熊須賀川後援会」から贈られた化粧まわしも披露された。須賀川伝統の火祭り「松明(たいまつ)あかし」が描かれ、白熊は堂々の土俵入りを見せた。

 同後援会の菊地大介会長(51)は「感激した。初日の白星は最高の出だし。緊張もあるだろうが、引き続き頑張ってほしい」と力を込めた。

 同後援会は千秋楽の22日、応援ツアーを予定している。

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